SDGsアドベンチャーツーリズム気仙沼とは

SDGsアドベンチャーツーリズム気仙沼とは

SDGs
持続可能な開発目標(SDGs)は、2015年9月の「国連持続可能な開発サミット」で採択された国際社会共通の目標です。
SDGsは、気候変動や経済、貧困、教育など社会が抱える問題を解決し、世界全体で2030年を目指して明るい未来を作るための17のゴール(目標)と169のターゲット(取り組み・手段)で構成されています。SDGsの根幹にある「持続可能な開発」とは、「将来世代のニーズを損なわずに、現代世代のニーズを満たす開発」のことをいいます。

アクティビティツーリズム
アクティビティ、自然、異文化体験の3要素の内、2つ以上で構成される旅行。もともとはニュージーランドで急速に発展した観光の1つであり、海、山、川を生かした様々なアウトドアのアクティビティの総称であった。
レジャーとしての「楽しみ」の要素が中核にあるため、観光客がより積極的にお金を費やすだけの魅力が備わり、市場が他の自然や異文化を軸としたツーリズム(エコやグリーン)より大きく拡大してきたと考えられる。

気仙沼の自然を楽しみ、未来をつなげていく取り組みです

アドベンチャーツーリズム(以降AT)旅行者の特徴として、教育水準の高い富裕層の割合が高く、アウトドアギア(用具、装備)にもこだわる層が多いことから、経済波及効果が高いと言われています。また旅行者の旅行目的地選定にあたっては、その地域の魅力そのものはもちろん、旅行者がATを通じて、地域の自然・社会環境のサスティナビリティなどに貢献できるかなどといった視点が重視されるなど、従来の旅行とは違った観点で構築された質の高い旅行プログラムが求められます。以上を踏まえ、気仙沼においてATを行うメリットをまとめました。

経済復興への寄与が大きい
ATは、自然異文化といった軸ではエコツーリズムやグリーンツーリズムと共通項をもつものの、レジャーとしての「楽しみ」の要素が中核にあるため、旅行者が自らより積極的にお金を費やす魅力があり、市場も拡大していると考えられます。
→ 国内での市場規模は約1兆円(ギアを含んだ場合は約2.3兆円)とも言われています(エコツーリズム59億円、グリーンツーリズム43億円)。なお、世界的には約50兆円と言われています。*Adventure Travel Associationより
また、AT旅行者は滞在時間が長い傾向があり、滞在時間増加の流れから宿泊増への取り組みにつながることが大きく期待できます。

3密回避の旅行スタイルに最適
ウィズコロナやアフターコロナへの流れの中で、旅行の価値観が大きく変わり「小人数」、「都市から離れた場所への旅行」、「自然を楽しむ旅行」という志向の高まりがあり、ATがツーリズム市場を牽引することが期待されています。

本地域資産に最適
地方だからこそ、自然や農林水産資源が溢れており、ATに必要な三要素(アクティビティ、自然、異文化)がすべてそろいます。
本地域では海水浴場や国立公園などを中心とした海の魅力をはじめ、星空や唐桑オルレ、震災の記憶など自然が係わる資源、漁業文化やそこにつながる食文化、産金の歴史など、ATの素材が豊富にあると考えられます。
同時に、ATでは地域経済が観光で潤うことを重視していることと、自然や文化が持続していくための「保護」と「活用」を両立させることを目指しており、持続的に地域資産を観光を通じて経済価値に結びつける取り組みであると言えます。

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